波の音が聞こえる閖上の地でただひたすら丁寧に日本酒を作る
宝船浪の音

地酒は、その土地そのもの、だからずっとこの地で酒を醸し続ける

地元の米、水を使って酒を醸す―。
その酒は、地元の食に寄り添うものであること。
地域の人たちの冠婚葬祭やお祭りで愛されるものであること。
明治4年(1871)の創業以来、「地酒はその土地の液体化である」をレガシーとして私たちは、この名取市閖上の地で酒をつくってきました。

2011年3月11日。
あの日、私たちを取り巻くものすべてが一変しました。
濁流に飲まれる蔵を見ながら、それでも私たちはここで酒造りを続けていく―。そう決心していました。

2012年、たくさんの方たちの助けをいただいて、仮設の工場で酒造りを再開。日本の醸造史上初の試みでした。
故郷のアイデンティティを遺し続けるために。
復興の象徴とするために。

少しずつ賑わいが戻ってきた閖上から、地域のみなさま、そして全国のみなさまに。
私たちはこれからも魂をこめて酒を醸してまいります。

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